福田育英会へのご協力のお願い

福田育英会は、昭和41年度に福田甚二郎氏が夫人の忌明けとして、孫の在籍する本校に3,005,000円の寄付を行われたことに始まります。佐伯英雄初代校長は、奨学金の基金として活用させていただくことを福田氏にも了解を取り、財団法人「福田育英会」を発足させました。

設立当初の昭和41年度は、5名の生徒を対象に月額1,700円を給付し、社会人になってから、うち1,000円を返済する方法がとられました。物価変動により年々給付額も上がり、平成27年度には12名の奨学生に月額10,000円の給付を行っています。

基金とは、そもそも預けた金額には手をつけずに、その利息等の運用で未来にわたって行っていくものでありますが、現在の金融事情は発足当初と大きく異なり、利息等の運用だけでは、所期の目的を達成できない状況に陥っており、基金そのものにも手をつけざるを得ないのが実情であります。このままでは基金も枯渇し、志の高い南高校独自の奨学金制度である「福田育英会」の事業そのものが消滅してしまうおそれがあります。

昨今の経済状況は厳しく、本校の中にも家計を直撃され、ぎりぎりで学業を続けている生徒もいます。向学心に燃えながらも家庭の事情で苦悩の淵に佇む弟や妹のためにも、鵬会の皆様の後輩を思う心に火をつけていただき、温かいご支援ご協力を、切にお願い申し上げます。

【郵便振替】記号:01780 番号:8-0071972 加入者名:公益財団法人 福田育英会

※ 可能であれば、払込取扱票をご利用いただき、通信欄に、「回生(わからなければ卒業年月)」「卒業時のクラス(級)」「氏名(旧姓も添えて)」をお書き添えいただきますと助かります。